2020年10月17日土曜日

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勝つために、実に卑劣な手段を用いる。そうして、俗世に於(おい)て、「あれはいいひとだ、潔癖な立派なひとである」などと言われることに成功している。
殆(ほと)んど、悪人である。
太宰治『如是我聞』
  
人は、もし、ほんとうに自身を虚(むな)しくして、近親の誰かつまらぬひとりでもよい、そこに暮しの上での責任を負わされ生きなければならぬ宿業に置かれて在るとしたならば、ひとは、みじんも余裕など持てる筈がないではないか。
太宰治『春の盗賊』 
  
自分を駄目だと思い得る人は、それだけでも既に尊敬するに足る人物である。
太宰治『十五年間』 
  
曲者(くせもの)というものは、たいてい浅墓(あさはか)で興覚めな、けち臭い打算ばっかりやっている哀れな、賤(いや)しい存在だが、それを見破ったからとて、こちらでただ軽蔑(けいべつ)して、のほほん顔でいたならば、ひどい目に遭う。
うっかりしていると、してやられる。黙殺したい、いや、蔑棄したい程、いやな存在だが、油断がならん。
太宰治『新ハムレット』 
  
人間というものは、みじめな、可哀そうなものですね。成功したの失敗したの、利巧だの、馬鹿だの、勝ったの負けたのと眼の色を変えて力(りき)んで、朝から晩まで汗水流して走り廻って、そうしてだんだんとしをとる、それだけの事をする為(ため)に私たちは此(こ)の世の中に生れて来たのかしら。
虫と同じ事ですね。ばかばかしい。
太宰治『新ハムレット』 






 
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2020年10月4日日曜日

寂しくない人生を過ごしたいなら、彼女の手を離さないで繋ぎましょう、それだけでも幸せがいっぱいですから。結婚相談恋愛

  

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他人のなすあらゆる行為に際して自らつぎのように問うてみる習慣を持て。
「この人はなにをこの行為の目的としているか」と。
ただし、まず君自身から始め、第一番に自分を取調べるがいい。
マルクス・アウレリウス『自省録』 
  
忍耐は正義の一種である。
マルクス・アウレリウス『自省録』 
  
物事に対して腹を立てるのは無益なことだ。
なぜなら物事のほうではそんなことにおかまいなしなのだから。
マルクス・アウレリウス『自省録』 
  
あらゆる行動に際して一歩ごとに立止まり、自ら問うてみよ。
「死ねばこれができなくなるという理由で死が恐るべきものとなるだろうか」と。
マルクス・アウレリウス『自省録』 
  
哲学が君をつくりあげようとしたその通りの人間であり続けるように努力せよ。
神々を畏れ、人々を助けよ。人生は短い。
地上生活の唯一の収穫は、敬虔な態度と社会を益する行動である。
マルクス・アウレリウス『自省録』 



2020年9月16日水曜日

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2020年9月2日水曜日

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女性のイメージカラーとして多くの人が思い浮かべるのはピンク色のようです。
不思議なことに多くの女性は、幼少期にピンクブームを経験しています。そんなに全身ピンクでそろえなくても…と母親が呆れるほどに夢中になる子もいます。「女の子の色は、ピンク」と当然のように言うのもこの頃の子どもです。
そして、なぜかそのあとピンクを嫌うようになり、水色やラベンダーカラーなどのブームが訪れます。
どうも「ピンクは幼稚な色、小さい子の色」となり、水色などが「お姉さんの色」となるようです。

そして大人になると、ピンク色はたくさんあるうちの色のひとつで、好きでも嫌いでもないとなる人が多くなります。
ただ、あまり女性扱いされたくない心境の時はピンク色を避け、女性らしさや優しい柔らかい雰囲気を強調したい時には装いなどにピンクを取り入れる傾向があるように感じられます。

ですから周りの人も、彼女がピンク色を避けている感じを受けるのなら、男女対等でのスタンスをとると、コミュニケーションを円滑に取れるのではないでしょうか。
なぜなら、意識しているかどうかに関わらず、「女性らしさ」「女性扱い」を今はされたくないという気持ちの表れだととらえることもできるからです。

反対に、ピンクを好んで身に着けているのなら「女性扱い」を意識して行うほうが喜ばれるかも知れません。